高久アカデミー合格記


□第一章
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いまいちぱっとしない人生を送ってきた塾講師、須藤智裕は、今日も小学六年生の指導に当たっていた。
しかし人数は全員で五人。ほかの学年を合わせても10人しかいなかった。

須藤の担当教科は歴史。
昔から歴史は得意であった。

須藤「では
スペインのキリスト教宣教師、フランシスコ=ザビエルが鹿児島に来たのは一体何年だったでしょうか?」
須藤が問うと生徒の一人小林秀大が叫ぶようにいった。
小林「1192年!」
須藤「バカ野郎!」
須藤は目を充血させながら叫んだ。
須藤「お前あと1ヶ月で受験本番なのに何で真面目に答えない!」
小林「だって1192つくったキリスト教…でしょ?」
須藤「それは鎌倉幕府だ!1549広まるキリスト教だ!」
すると生徒の一人田川大志が言った。
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