他校
□もう一つのプレゼント
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鳳side
「ごめんなさい。宍戸さんと日吉と樺地のしか用意してないんですよ」
そう言ったら、先輩たちは残念そうにしていた。
「長太郎、ジローと岳人にも少し分けてもいいか?」
宍戸さんが小声でそう聞いてきた。
「宍戸さんがそれで良ければ」
「分かった。...ジロー、岳人ちょっとこっち来い!」
「何ー?」
「何だよー」
ジロー先輩と向日先輩は、幼馴染って言ってたっけ?
だからかな。やっぱり、宍戸さんは優しい。
「お前らにも長太郎にもらったチョコ分けてやる。ほらよ」
「いいのー?ありがとー!」
「サンキュー!」
2人とも嬉しそうだな。