book
□Date and An unexpected occurrence
1ページ/15ページ
金曜日の放課後、部活が終わり部室で着替えていた。
着替えている途中、菊丸は大石に話しかけた。
「ねぇ、大石!明日部活休みだったよね?」
「うん、休みだよ」
「じゃぁさ、明日遊びに行かない?」
「うん、いいよ。どこに行きたい?」
「えーっとねー、遊園地!」
「遊園地か...。うん、いいよ、行こうか」
その言葉を聞いた瞬間、菊丸の目が輝いた。
「やったぁ!」
その声はとても嬉しそうだ。
大石も思わず微笑ましい表情になる。
「じゃぁ、明日10時に青春台駅の前で待ち合わせしようか」
「うん、分かった!」
予定が決まり、菊丸の機嫌は最高潮だ。
「デート!デート!」と嬉しそうに言い、大石はそれに気づいて慌てて菊丸を止めた。