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□苦手なもの
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「うわっ!びっくりしたなぁ」
「......っ!」
大石は菊丸に抱きついた。
「お、大石!?」
大石が急に抱きついてきたため、菊丸はびっくりした。
「...!ご、ゴメン英二...。すぐに離れ...」
るよ。と言って離れようとしたが、菊丸が抱きしめ返したためそれは叶わなかった。
「え、英二!?」
菊丸の行動に今度は大石がびっくりした。
「そういえば大石、雷苦手だったよな。怖かったんだろ?」
「こ、怖くなんか...」
怖くない、と大石は言い張った。
「じゃぁ、何で俺に抱きついたの?」
そう聞かれ、「うっ...」と一瞬固まってしまった。