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□苦手なもの
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そして

「そ、それは...」

と、大石があたふたしていると

「にゃんてね!ゴメン大石、意地悪しちゃった」
「もう、英二...!」

信じらんない!と言い、大石は拗ねてしまった。

「あぁ、もう拗ねないの!でも、怖いなら怖いって素直に言ってほしいな」
「英二...」
「ねっ?」

菊丸のこの一言で怖さを我慢していたのが爆発したのか

「こ、怖かった...!怖かったよぉ!」

そう言い、大石は泣き出してしまった。

「よしよし」

大石が泣き止み落ち着くまで、菊丸は大石の頭を撫で続けた。
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