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□お互いの気持ち
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〜屋上〜

「英二に...伝えたいことがあるんだ」
「何ー?」
「俺...1年の頃からずっと英二のことが好きなんだ」
「!?」
「...そりゃ、驚くよな...。でも、本当に好きなんだ...!」

大石は、菊丸に告白した。

しかし...告白した大石に、最悪な言葉がかけられた。

「へぇ、大石ってホモだったんだ?」
「え?」
「だって、女の子じゃなくて俺のこと好きなんでしょ?...気持ち悪い」
「...っ!」

菊丸にそう言われ、大石は言葉が詰まってしまった。

「...そ、そうだよな...。気持ち悪いよな...。ごめんな、英二。...好きになって...。なるべく早く忘れるようにするから...」

じゃぁな...そう言い、大石は屋上を後にした。
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