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□1番欲しいもの
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朝練の後も、菊丸は同級生や後輩からお祝いの言葉とプレゼントをもらったのだった。

そのことに大石は怒るかと思いきや、怒らなかった。
誕生日だし、仕方がないと思っているのだろう。







そして放課後。

大石と菊丸は、いつも通り一緒に帰っていた。

「大石、今日はうちに泊まらない?」
「え、でも、せっかく英二の誕生日だし、ご家族の方も祝いたいんじゃ...」
「大石ならいいって言ってくれるって!」
「そうかなぁ」
「大丈夫だって!」

英二がそこまで言うのならと思い、大石は菊丸の家に泊まることにした。
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