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2人がそんな話をしていると、何の話をしているのか気になったのか菊丸が声をかけてきた。

「桃、おチビ、何話してんの?」
「あ、英二先輩」
「俺がお腹空いたって言ったら、桃先輩がハンバーガー食いに行かないか?って誘ってくれたんスよ」
「へぇ、そうなんだ」
「そうなんスよ。でもこいつ、俺におごれって言いやがったんスよ!?」

と、リョーマの髪をガシガシと撫で回した。
「桃先輩、痛いッス!!」とリョーマは文句を言っているが。

「ねぇ、俺も行っていい?あ、言っとくけど、おごんないからな!」

と、2人におごられそうなことを感じていた菊丸は、自分も行っていいか尋ねたあと、そう言って釘を刺した。

「いいッスよ。ちぇ、英二先輩におごってもらおうと思ってたのになー」

と、答えたのは桃城。

「俺も別にいいッスよ。菊丸先輩におごってもらおうと思ってたけど、しょうがないや。いいや桃先輩で」

と、答えたのはリョーマ。
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