book2

□いつもありがとう!
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ある日の一週間前…。

それは、部活が終わった放課後のことだった。レギュラーは、部室に残っていた。

…大石を除いて。

なぜなら、レギュラー陣は、部活が終わった後、話したいことがあるから部室に残って欲しいと朝練のときに言われたのだった。

集まって欲しいと言った人物は…菊丸英二である。

皆はなぜ残らなくてはいけないのか不思議に思っていた。

…不二と乾を除いては。

大石は、放課後に委員会の集まりがありその関係で部活に出れないことは分かっていた。
菊丸が放課後と言ったのは、それだろう。

皆が集まったのを確認した菊丸は

「皆、残ってくれてありがと!来週、大石の誕生日なんだ!だから、誕生日パーティーやりたいなって思って!」

こう言ったのだった。

「え、来週、大石先輩の誕生日なんスか?」

そう聞いたのは、1年のリョーマだ。

「そうだよん」

菊丸はそう返した。

「…大石先輩へのプレゼントを急いで考えないと…」

と思ったリョーマだった。
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