book2
□いつもありがとう!
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「部室でやることで決定っと!あ、サプライズパーティーにしたいから、皆当日まで大石に内緒にしててね!だから、放課後まではレギュラーはお祝いの言葉は言わないこと!もちろんプレゼントもだよ!」
と、菊丸は言った。
「英二が一番心配だけどね…」
「ふじぃ〜、心配ってなんだよ〜。俺なら大丈夫だって!それに、大石は自分の誕生日忘れてそうだし。」
「確かに、大石が自分の誕生日を忘れている確率は95% だから、皆が隠し通せれば気づかれることはないだろう」
と、乾は言った。
あ、それと部室まで大石を連れて行った方がいいだろうから、俺がそれやるねーと菊丸は言った。
「英二がやるの?大丈夫?」
と、不二は聞いた。
「大丈夫だって不二!任せてちょ!」
と、菊丸は言った。
ここであまり揉めてもしょうがないため、大石を連れて来ることは菊丸に決まった。
「大石先輩に気づかれないようにやんなきゃな!おい、マムシ!お前ヘマすんなよー」
「んだと!?お前こそヘマすんじゃねぇぞ!」
「何ぃ!」
と、いつものごとくケンカに発展しそうだ。
皆、またか…と思っているが。
「いい加減にしないか!」
と、手塚の怒鳴り声が響いた。
手塚に注意され、2人は大人しくなった。
「とりあえず、皆よろしくねー」
と、菊丸は言った。
話もまとまったところで、外を見て見るとだいぶ暗くなっていたので皆急いで自宅に帰った。