book2

□いつもありがとう!
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時間は過ぎ放課後…

大石は、朝練のときに菊丸から「放課後迎えに行くから教室で待っててねー」

と言われていたため、言われた通り教室で待っていた。

ただ、何で待つ必要があるのか未だに大石は分かっていなかった。
普通なら、自分の誕生日だと気づいたときにだいたい予想がつきそうなものだが。

しばらくすると、菊丸が大石のクラスにようやく来た。

「大石ー、お待たせー!さぁ、行こうか!」

と、菊丸は言った。

「行くって…どこに行くんだ?」

と、大石は聞いた。

「あれ、言ってなかったっけ?部室だよん!」

菊丸はそう答えた。

「聞いてないよ英二…。それにしても部室…?」

大石は、はぁ…とため息をつき、そして、何で部室…?朝練のとき今日は放課後部活ないって手塚が言っていたのに…と思っていた。

「メンゴメンゴ!まぁまぁ、気にしない気にしない」

菊丸は、大石の背中を押しながら言った。

「わっ、ちょ、急に押さないでよ英二!」

体勢を立て直しながら大石は言った。

「あはは〜。さぁ、部室へレッツゴー!」
「全く英二は…」

そう言いながら、2人は部室へ向かった。
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