book2
□感謝
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「「「「「「「「タカさん(河村先輩)誕生日おめでとう(ございます)!!」」」」」」」」
「わー、皆ありがとう!!」
今の時間は午前6時で、場所はテニス部部室。
3年が放課後は進路のことで集まりがあって集まれないため、新しく部長になった海堂が朝練を休みにして朝早くから誕生日パーティーを開くことにしたのだった。
「2時間くらいしか時間がないから、誕生日プレゼントを渡そうか」
大石がそう言い、河村にプレゼントを渡した。
大石を筆頭に、次々とプレゼントを渡していった。
海堂が渡したときに
「わざわざ朝練を休みにしてもらってごめんね」
「いえ、気にしないでください。河村先輩にはかなりお世話になったので」
河村が申し訳なさそうに言うと、海堂はそう返事を返したのだった。