book2

□感謝
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時間が限られていたため、あまりテニスは出来なかったが、それでも皆楽しかったようだ。

「朝早くから、誕生日パーティーを開いてくれてありがとう!!」

河村は嬉しそうにそう言った。

「俺たち3年は今日は放課後は空いてなかったから、朝早くからしか出来なかったけどな」
「明日でもいいかなとは思ったけど、出来るなら誕生日当日にやりたいだろ?」
「俺たちのことは気にしないでください。朝練の分は放課後練習で倍にしてやりますから」

手塚、乾、海堂と続けて言った。

海堂が言った言葉は、海堂らしい言葉だ。

後ろで、越前が「海堂先輩らしい...」と言っていたが。



「さぁ、授業に遅刻しないようにそろそろ行こうか」

河村がそう言い、皆一緒に校舎まで行ったのだった。
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