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□あなたの気持ち
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「知りたいか?」
「うん…」

知りたいと思った。
大石がなぜ怒っているのかをー。

「誰とも話すな、とまでは言わない。だけど、越前にはくっつきすぎだし、桃城とは近すぎ」
「そ、それだけ…?」
「そうだ。俺がそれを見て、何も思わないと思ったか?」
「う、うん…」

その位なら、大石は多目に見てくれると思ったから…。

「俺だって、嫉妬するときくらいある。それは覚えといて欲しい」

そっか…大石、嫉妬してたのか…。怒ってたのは、それでか…。

「へへっ」
「何、笑ってるんだ英二。俺は、怒ってんだぞ」
「だって、大石が怒ってた理由がやっと分かったんだもん。大石が嫉妬するなんて思ってなかったし」

俺がそう言うと、いつもの大石に戻った。

「ったく、英二にはかなわないな」

大石は、微笑んでそう言った。

その笑みを見て、大石のこと好きだなぁと俺は改めて思うのだった。
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