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□Call
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部室に残っているのは、菊丸たちだけ。
そして、大石はいつものように部誌を書いていた。
「大石〜」
「ん?どうしたんだ英二?」
大石は一旦手を止め、菊丸の方へ顔を向けた。
「ううん、別に何もないよ〜。ただ名前呼びたかっただけ!」
「なんだそりゃ」
大石は呆れたように言った。
大石の反応を見て、大石が怒ったように見えたのか
「だ、ダメだった...?」
上目使いで大石を見た。
上目使いで自分を見てくる菊丸に対し大石は
英二、それ反則...!と心の中で思った。
「い、いやダメじゃないよ...」
「よかった!へへっ!」
安心した菊丸の顔は、笑顔だ。