ss

□Call
2ページ/2ページ

その笑顔を見た大石は

か、かわいい...!と思った。

「あ、そ、そうだ!英二、どこかに食べに行かないか?」
「え?どしたの急に」

大石が自分から誘ってくるのはめったにないため菊丸は驚いた。

「いや、たまには俺が奢ろうかと思って...」
「マジ!?やったぁ!」

ラッキー!と菊丸は言った。

「そのためには、部誌が途中だから終わらせないとだな。もう少し待っててくれ」
「分かった、待ってる!それにしても、大石が奢るなんて珍しいねー」
「ま、まぁ、たまにはいいかなと思って」

しょっちゅうは無理だけどなと大石は言った。

「大石太っ腹!大石大好き!」

そう言い、菊丸は大石に飛びついた。

「わっ!え、英二!?」

大石は飛びついてきた菊丸をなんとか受け止めた。

「へへへー!」

菊丸が嬉しそうな顔をしているのを見て

「(ま、いいか)俺も大好きだよ、英二」

と大石もそう返したのだった。
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ