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□Call
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その笑顔を見た大石は
か、かわいい...!と思った。
「あ、そ、そうだ!英二、どこかに食べに行かないか?」
「え?どしたの急に」
大石が自分から誘ってくるのはめったにないため菊丸は驚いた。
「いや、たまには俺が奢ろうかと思って...」
「マジ!?やったぁ!」
ラッキー!と菊丸は言った。
「そのためには、部誌が途中だから終わらせないとだな。もう少し待っててくれ」
「分かった、待ってる!それにしても、大石が奢るなんて珍しいねー」
「ま、まぁ、たまにはいいかなと思って」
しょっちゅうは無理だけどなと大石は言った。
「大石太っ腹!大石大好き!」
そう言い、菊丸は大石に飛びついた。
「わっ!え、英二!?」
大石は飛びついてきた菊丸をなんとか受け止めた。
「へへへー!」
菊丸が嬉しそうな顔をしているのを見て
「(ま、いいか)俺も大好きだよ、英二」
と大石もそう返したのだった。