ss2

□霞草
2ページ/3ページ

大「えーっと…諏佐さん…ですよね?」
諏「ん?…あぁ、大石…だよな」

大石と諏佐は偶然デパートで出会った。
諏佐と大石はWC決勝を見に来ていたが、誠凛のピンチのときに菊丸が声を張ったときがあったため、それで青学が見に来ていると諏佐が知っただけだった。
直接話したのは、あの夏の合宿以来だろう。


大「はい、そうです。お久しぶりですね」
諏「そうだな。大石は、何でここに?」
大「俺は、乾の誕生日プレゼントを買いに来たんです」
諏「そうか。…まぁ、俺も今吉の買いに来たってところだな。買いに行ける日がこの日しかなくてな」
大「そういえば諏佐さんは大学生になったんでしたね。俺も時間作れるのがこの日しかなかったんです。乾の誕生日が6月3日なので、あんま日にちがないんですよね…」
諏「そうだ。1年だし必修が多くてな、課題も多いんだ。そうなのか…。…ん?6月3日…?」
大「大変ですね…。はい、そうなんですよ」
諏「…珍しいこともあるもんだな…。実は、今吉の誕生日も6月3日なんだ」


     ・・・・・・。

大「…驚きました。同じ日なんですね」
諏「あぁ、俺もびっくりした。まさかアイツと誕生日同じ奴がいるとは」
大「そうだ、誕生日パーティー一緒にやりません?青学でやるみたいで。俺、高校は別のところなんで一緒に行くこと出来ますよ。英二に連絡入れときますから」
諏「いいのか?まぁ、その方が有難いか。じゃあ、一緒にやるか。高校は別ってことは大石は青学じゃないってことか」
大「分かりました。では、英二に連絡入れときますね。はい、将来の夢のために外部受験したんです」
諏「よろしく頼む。こっちでは桃井にメールしとく。なるほど…夢に向かって頑張れよ」
大「はい、頑張ります!あ、そろそろ時間だ。では、失礼します」
諏「ん?あぁ、長く話し込んだな。じゃあ、3日にまた会おう」


この出来事は、6月3日の3日前のこと。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ