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□霞草
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そして、誕生日当日。
手塚はドイツに留学、越前はアメリカへ渡米していて残念ながらいないが、二人を除いて集まっていた。
青峰に関しては桃井が引っ張ってきたと言っても過言ではない。
来れなかった二人からは、後日誕生日プレゼントが贈られると言う。越前にしては珍しく素直だなと乾は思った。
桃「誘ってくれてありがとう!」
不「誘ったのは大石ですから。時間はそんなに長くありませんが、精一杯祝いましょう」
不二はニコニコしながら言った。そして、桃井は二人の誕生日が同じ日ということは知っていたのだろう。
乾「まぁ、今吉さんと俺の誕生日が一緒なのは知っていたよ。ただ、三日前に大石と諏佐さんが偶然会って大石が誘うことまでは分からなかったよ」
今「何や、ワシの誕生日知っとったんか。桃井と同じくデータ集めとる奴は怖いわぁ」
諏「嘘つけ。怖いなんてちっとも思ってないくせに」
諏佐がばっさりと切る。
城「ま、まぁまぁ、そろそろ誕生日パーティー始めましょうよ!」
桃城の一言で誕生日パーティーが始まった。
誕生日パーティーは賑やかに進み、乾と今吉は仲間に祝ってもらいとても嬉しかった。
乾・今「皆、ありがとう(おおきに)」
次の日、誠凛メンバーが乾に誕生日プレゼントを渡しにしたのはまた別のお話。