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□序章
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ある日のこと、ベッドに寝転んで漫画を読んでいる女の子がいた。
「やっぱり“ぬらりひょんの孫”は面白いなぁ……」
この物語の主人公、水条寺春香である。
「“ぬらりひょんの孫”の世界に行ってみたいなぁ」
春香が呟くと
?「そなたの願い、叶えよう」
どこからか声が聞こえてきた。
「え…?」
そして青白く光ったと思うと、ベッドの上に春香の姿はなかった。
「……あれっ?私…」
私は一面真っ白な空間にいた。
?「目が覚めたか」
「っ……だ、誰!?」
私は声のする方を向いた。
そこには、かなり綺麗な女の人がいた。
?「我は空間を司る神じゃ」
「か、神様!?」
神「そうじゃ……先程も言ったが、そなたを“ぬらりひょんの孫”の世界へと送る」
「ホントにいいの?」
神「ああ。では行ってくるがいい」
神様はそう言って何か呪文みたいなのを唱えると、春香は青白い光に包まれた。
そして……姿が消えた。
神「……これでいいのだな?怜華…」
神様は悲しく呟いた。