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□三章
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あれから大きな事件もなく、4年の年月がたった。


今はカナと登校している途中だ。


「カナ〜今日の宿題やった?」


カ「うん。ちょっと難しかったけどね…あっ、リクオ君だ」


カナは前方に歩いているリクオを発見。


カ「行こ、春香」


私とカナは、リクオに近寄った。


私がリクオに声をかけようとしたら、目の前を何かが通った。


カ「「わっ」」


それはリクオの鞄だった。


「危ないなぁ」


カ「……リ…リクオ君〜〜〜…?なんの…つもりなの…」


リ「カ、カナちゃんに春香!?」


カ「私を…殺す気!?」


リ「そ、そんな…ゴ、ゴメンなさい!!」

カナとリクオが言い合いをしていると、リクオの後ろから島君がでてきた。

それにビックリするカナ。


島「おはよ〜奴良〜どーしたんだよ。朝っぱらからケンカかー?アレやった?アレ〜」


リ「え〜?何だよ〜?なーんて」


カサッ


リ「もちろんだよー!!」


リクオは鞄から宿題をだして、島君に渡した。


島「うおーすげーあとさー…悪いけどさー」


リ「あ!ハイハイ!まかしといて!!お昼も買っとくから!!ヤキソバパンと野菜ジュースね!」


島「わかってんじゃーん。奴良〜ほ んっとお前良い奴だよな〜そーゆーとこ好き」


島君はリクオの肩を叩いて、走って行った。


リクオはほっとしたようだ。


リ(嫌われてない。これすなわち妖怪の真逆……イコールバレない)


(これって…パシリじゃ……)
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