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□四章
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あの日から数日後
私は家で暇をもてあましていた。
「今って原作のどこらへんなのかな〜。確か旧校舎の次は義兄弟だったよね」
私はしばらく考えて……
「よし!リクオの家に遊びに行こう!」
そうと決まったら、急いで出ぱ―つ。
コンコン
私はリクオの家の戸を叩く。
パタパタ
若「は〜い。どちら様ですか〜?」
出てきたのは若菜さんだった。
若「あら?春香ちゃん。今日はどうしたの?」
「暇だったので遊びに来ちゃいました」
若「そうなの?でもリクオは今、お客さんといるのよ」
若菜さんは少し困った風に言う。
「だったら氷麗はいますか?」
若「氷麗ちゃんならいつもの部屋にいるわ」
そして私は若菜さんと別れて氷麗の部屋に向かった。
「氷麗――入るよ?」
氷「あ、うん。どうぞ」
私は一言入れて氷麗の部屋に入った。
「春香。今日はどうしたの?」
若菜さんと同じ質問をされて私は少し苦笑い。
「暇だったから」
氷「ならちょっと手伝ってほしいんだけど…」
私はその言葉にいいよ、とうなずき、氷麗とともに部屋を出た。
向かった先は、台所。