リボーン書き場
□[愕然]トリップしたけど質問ある?
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ドドドドドドドドドドドドドド…
「ちゃおっス」
あぶなァーーーい!後ろから襲って来るッ!
………咄嗟にそんなことを考えた私がいました。ええ、ここに。
心臓が止まるかと思った…。全く気配しなかったもん。世界最高の殺し屋やばいわー。アルコバレーノ超やばいわって沢田は沢田は思ってみたり。
「お前、沢田綱吉だろ?」
人の名を!随分気安く呼んでくれるじゃあないか。そんな言葉が口から出そうになるのを必死に堪え、微笑みを浮かべる。
「ああ、そうだけど。君は?」
こいつはくせえッー!廚2のにおいがプンプンするぜッーーーーッ!絶望した!咄嗟に出てきた男口調()の廚2さに絶望した!
何が「ああ、そうだけど(キラッ)」だよ!私が内心身悶えていると、その元凶はいぶかし気に口を開き――
「お前…一体「ツっくーん?そんなところで何やってるのー?」ガチャリ
素晴らしいタイミングで背後のドアが開いて可愛い感じのお姉さんが出てきた。つーか、沢田奈々さん(仮定)。
良かった…やっぱり私は間違ってなかった…。奈々さんが不思議そうに首をかしげる。
玄関の灯りを後光がわりに、私の目には女神に見えたよ…
「か…母さん?」
「随分遅かったわねー、学校からツっくん倒れたって連絡があって心配してたのよ?…あら?そこの子は?」
「ちゃおっス」
「かわいいわねーボク、どこの子?」
「ん?オレは家庭教師のリボーン」
「まあ!」
…………うわー…なんか見たことある流れだこれ。私を挟んで会話しないで欲しいよ…。
もうとにかく歩きっ放しで疲てるし、考えることが一杯で頭が痛いし…。
「母さん、家庭教師さん」
私の方を向いた二人に疲れた顔で提案する。
「取り敢えず中、入らない?」
………今夜、眠れるかなあ…。
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