桜の部屋の本棚

□ストーカー?
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今年の4月、小狼が香港から帰り、本格的に日本に滞在してから、約2ヶ月くらいたった日だった。



下駄箱を開けた時…

「ほぇ?…何か入ってる…」

桜の下駄箱の中に入っていたのは、青いやけに分厚い封筒だった。

「私に……?んー…ほぇ?差出人の名前が…ない…(汗)」


「おはようございます」

「Σ!!お、おはよーっ、知世ちゃん!」

さくらは慌てて封筒を隠した。

「どうかなさいました?」

「ううん、なんでもないよ☆」

「?‥‥」

必死に何も無かったかのように笑顔に振り向くさくらだが、知世から見たらやはり何かあったのかと、心配気に首をかしげた。






教室に着いたさくらと知世はそれぞれの席についた。




授業中にずっと青い封筒が気になり、とうとう4限目の授業中に、机の下からこっそりと周りから見えないよう、バレないように封筒の中身を開けてみた。すると…

「Σ!!」

[な…何…コレ……]
さくらが写ってる写真が一般入っていた。その中には、さくらが部活の時だろうか、更衣室で着替え中の下着姿も撮られていた。

衝撃すぎて、思わず手紙は机の中の奥へとしまった。

さくらは何が良く解らない恐怖に身震いした。

もちろん、その反応を知世は見逃さなった。
「どうかなさったんですか?さくらちゃん」

「Σ!う、ううん何でもないよ」

さくらは笑顔を振り撒いて答えた。


「?」

さくらの後ろに座っていた小狼も不自然なさくらを見て、心配していた。





昼休み、さくらは急いで学校の裏庭の人気のない所へ行き、また青い封筒の中身の写真を取り出し、写真をみた。
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