桜の部屋の本棚
□ストーカー(続編)
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学校につき、席に座り、桜は今朝兄に渡された封筒の中身を見た。
「ほえ?」
『この手紙を小狼とかいうガキにわたせ』
封筒の中には、更に封筒が入っていて、その封筒には「小僧へ」と書かれていた。
後の席に座ってる小狼に声をかけた。
「小狼君」
「何だ?」
「なんか、お兄ちゃんがこの封筒を小狼君に渡せって・・・はい。」
その封筒を、何か訳ありだと感じ、その封筒を桜から受け取り、昼休みに桜に見られない所でその封筒の中身をあけ、みた。
『桜はどうやら調子が悪いようだ。保険証と病院代等が入ってるから、下の書いてある病院の科へ、一緒に行ってやってくれ。くれぐれも、桜から離れるんじゃねーぞ』
「やっぱり、調子悪かったのか、あいつ・・・」
小狼はその封筒を大事に懐にしまい、教室へ戻った。
教室へ入るやすぐに
「桜」
声をかけた。
「なぁに?小狼君」
「今日、放課後・・・ちょっと俺と付き合って欲しい所があるんだが・・・」
真剣な目で言う小狼。
何もしらず
「うん、いいよ!」
と、桜なりに笑顔を作り元気に返事をかえした。