小説

□僕の居場所は…
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「あっ…」

僕はなんて言えばいいのかわからなかった。

「わかった…」

どうしてこんな事を言ってしまったのかわからなかった。そしてアスランはーー
「じゃあ、キラ」

そう言って、立ち去ってしまった…。僕はその後ろ姿をただ見つめていた。


********


「本当に良かったんですか?」

「ああ…」

アスランは質問してきたシンにそっけなく答えた。

「別にキラさんと別れなくても…」


「いいんだよ…シンにも迷惑かけたな…」


「俺は別に…」


シンはアスランから恋人のふりをしてほしいと頼まれた。最初はなんのことだか、わからなかったが。アスランがキラと別れるための口実だった。


「もうすぐ入院だし…」

「アスランさん…」
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