小説2
□家族〜特別なひとつ〜
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おまけ
「ねぇ、アスランは誰にあげたの?バレンタインチョコ」
「えっ……と、キラとシンと…
“うんうん”
…父上と…
“あぁ、お義父さんにもあげたのか…。まぁ家族だからね”
…ラクスと…
“ラクスにもあげたんだー。まぁ親友だからね、交換くらいするよね”
…あとは…
“まだいるの!?”
…イザークさんとディアッカさんかな…」
“なに!?イザークとディアッカにも!?”
「キラ、どうかした?」
キラの様子がおかしいことに気付いたアスラン。
もちろんアスランにはキラの心の声は聞こえてないが。
「イザークとディアッカにもチョコあげたの?」
「うん。キラが会社でお世話になってるし」
アスランはにっこり微笑んで言った。
決してアスランに悪気はない。
“くそ…!イザークとディアッカめ!あんなにチョコ貰っておきながら、アスランからも貰ってるなんて、赦せない!!”
キラはイザークとディアッカを恨めしく思った。
END