“君”シリーズ
□君だけを想っている
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「もう一度浮気したら、別れるからな」
「え〜アスラン、それは……」
「許すのは、これが最後だから」
「……わかったよ」
【君だけを想っている】
「また浮気したんですか?キラさん」
「えっ…うん、まぁ…」
アスランは後輩シンが、彼氏であるキラの浮気を知っていたことに驚いた。
「有名ですよ、キラさんの女癖の悪さ」
「あぁ…知ってるよ」
大学でも有名になったのかぁ…とアスランは心の中でため息を吐いた。
キラとは高校から一緒だが、高校生の時も女癖が悪いと有名だった。その頃は、キラと付き合ってなかったので、特に気にしてなかった。
「どうして別れないんですか?浮気されて……。あんな男、アスランさんにふさわしくないですよ!」
「うん……だから、次浮気したら別れるって言ったんだ」