小説

□僕の居場所は…
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「キラ、別れよう…」

僕はアスランが何を言ったのか理解できなかった…。それはあまりに突然でー‥。


********


僕達は付き合って3年になる。最近アスランの様子がおかしいとは思っていた。だから、気にはしていたのだが…。“別れよう”なんてそんなことを言われるなんて…。でもアスランが冗談なんて言うはずがないから、本気なんだろうと思った。

「なんで!?」

僕にはそれしか言えなかった。

「他に好きな奴ができたから…」

「…誰?」

「シン…おまえも知ってるだろ?」

シン・アスカは一年下の後輩でアスカ病院の長男。最近、アスランがシンと親しく話をしていたのは知っていた。

「キラ…?」

僕が黙っていたらアスランが僕の名前を呼んだ。いつもなら嬉しいのに、でも今日は違っていた。
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