STORY

□「恋文」
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なあ、赤也
甘えん坊なきみを
ひとりにして
ごめんね


あぁ、今日も会いにきてくれたんだって?
検査なんて受けてる場合じゃないのに
早く抱き締めてあげたいのに
部屋に戻って残っているのは
きみの匂いと、
きみからの手紙



部長へ!
元気っすか?
最近会えなくて寂しいっす
いっぱいくっいて、いっぱい甘えたいっす
部活だってほんとは一日くらいさぼりたいっす!
…でも、部長が 頑張れ ってゆったから
頑張ってるっす
部長も頑張ってるっすよね?
わかってるけど
やっぱりさみしいっす
だから、早く会えますよーに!
それじゃ、明日も来るっす!

えっと、部長、今日も大好きっす!



ああ、こんなかわいい子を独り占めにできるなんて
俺は、なんて幸せなんだ

会えなかった分の手紙がたまっていって
俺の手元にはきみが残るけど、
きみは今日も寂しさを抱えてしまったようだ

ああ、早くきみの手を取ってあげたい
早く会って抱き締めたい
それからいっぱい甘やかしてあげたい

明日こそは会えるように
俺も願おう

今日もきみを思って眠るよ、
きみだけを思って

"…あかや"







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大好きな相方からいただきました!赤也受けが足りなくなってねだったかいがありました^▽^
奨ちゃんの小説は甘くて大好きすぎますっ!
ありがとうね!大好きだああああ!


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