STORY

□「恋文 sideA」
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ガラッ
「ぶちょー…ぅ」

なんだなんだ
今日もいないのか…


"お前に会いたくないんだろぃ?"

"…そんなことない
だって部長いつも笑顔だし
膝に乗ったって怒らないし
それからそれから…"

"うわっ、ごめん、ほら泣くなって、な?"


…あーぁ、なんか嫌なこと思い出しちゃったよ


「部長…」

ガラッ
「あれ?赤也?」

「…ぶちょーー」

ガバッ

「ふふ、どうした?寂しかったのかい?泣かないで、」

「…寂しかったっス、でも、いま、全然寂しくないっス、部長、おれ、おれ…」

「うん、赤也、頑張ったね、ごめんね、寂しかったね」

ギュッ

「ぶ、ちょ、」




その後は、うん、やっぱり育ち盛りだしね?
部長は優しく優しく愛してくれて
もう俺幸せ!

それに俺が書いた手紙も全部取っておいてあって
恥ずかしかったのに、うれしかった

"字うまくなったんじゃない?"
とか言われたけど、
そりゃ、毎回毎回書いてるんだもんッ

会えない時間が愛を育てるのさ
って歌あるけど、
ん、あったっけ?
って、そんなことどうでもよくて

"会えない時間が俺の字を育てたっス"
って言ったら、また部長は笑って
"ごめんね、でも手紙うれしかったよ"って

こうなったら、もう一回ねだっちゃおうかな?
だって俺まだまだ若いから
ほんとゆうと足りないんだ、全然足りない
愛の言葉も、愛の行為も、まだまだ欲しいし、まだまだ返したい




「部長、大好きっス!」




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当サイトの10000hitオーバー祝いにいただきました!幸赤!!
か、か、か、かわゆい…!
本命校すら違うにもかかわらず本当にありがとう><
いつまでも愛してるぜぃ!←

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