Ace of Diamond

□1.
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今日から俺は青道の一員となる

新しい俺の住処である寮に入るんだ!


「確か寮はこっちだって言ってたよな」


この広い学校を寮を探して歩き続ける

若干この迷路のような学校に腹を立て、目的地を探して曲がり角を曲がった



ドンッ!!



「おわぁっ!」『きゃぁっ』


よそ見しながら歩いていたら見事にぶつかってしまった…

「すんません!…あっ!!」
『ご、ごめんなさい…あれ?』


「確か・・・・矢野さん!」

『もしかして沢村くん?!
わぁー久しぶりだね!
あ、青道に決めたの?』

「あ、おう!自分の力試してみたくて!」

『そうなんだ!やったーよろしくね沢村くん!』

「お、おお!よろしくな////
俺のこと栄純でいいぜ」

『じゃぁ私も翼って呼んでね』ニコニコ

「翼だな!ところで寮ってどこだか知ってるか?」

『あぁそれならあっちだよー♪
私も帰るとこだし、一緒に行こ!』

「えぇ??!!翼も寮に?!」

『うん♪そーだよ、よろしくね』


翼も寮暮らしだったとは!////


『栄純くんなにボーっとしてるの?
おいてくよー迷子んなるよー』

「おぉっ!」



確か翼も俺と一緒で今度入学のはずだ

なのに青道のことよく知ってんなぁ

この前(見学に来たとき)もいたし・・・



「翼ってこの前なんで青道にいたんだ?俺と一緒で今度入学だろ?」

『あぁ、栄純くんと始めて会った日のこと?
私ね、中学の時から青道で少しだけマネージャーさせてもらってたの♪
監督とちょっとした知り合いでね…』

「え?青道に…!すげぇな」

『これからはもっと栄純くんと関わると思うので、どうぞよろしくね』

「おう!でも翼って野球できるのか?」

『すこしね、前言ったとおり投手してたのよ』

「そういえば言ってたなぁ!すげぇ!」

『そうでもないけどねぇ…ホントに役に立ててるかもわかんないし…
あ、ここだよ!ここが青道の寮!
栄純くんこの辺じゃないかな?
寮はたしか1・2・3年生一人ずつの共同生活だから頑張ってね♪
じゃぁ私はあっちだから!
また明日ねー』

「あ!翼!ありがとなー!!」


翼の去っていく後姿を見ながら青道で頑張ってくことを決意した

この後に自分の部屋の扉の向こうで想像を絶することが待っているとも知らずに…









今日は新入生が初めて部活に顔を出す日!

昨日栄純くんと別れてからやっぱり何かしたくて

結局遅くまでボール磨きしちゃって眠い・・・

けど!新入生のみんなの顔と名前覚えないと!


っと思ったんだけど昨日会った栄純くんがいない…

まさか初日から遅刻・・・?!

どうしよう…と

一也を探し振り向くと、

一也もいない…

あいつ…



二人がバッテリーを組んだあの日

ちょっといいコンビなんじゃないかと思ったけど

まったく…あのふたりは…


すると隣から増子先輩と倉持先輩の会話(?)が聞こえた


[いいのか?あいつほっといて]

「ヒャハハ関係ないっしょ!
時間になっても起きなかったあいつが悪ィんだし」

『あの倉持先輩、それって沢村栄純くんのことですか・・・?』

「ん?なんだ翼ちゃんあいつ知ってんの?
あいつなら今ごろ起きてあせってんじゃねぇ?」

『なんで起こしてくれないんですか?!
起きなかった栄純くんも悪いけど…』はぁ…


どうしようもない・・・礼ちゃんに相談しよう

礼ちゃん怒ってるかな…?


『礼ちゃん、栄純くん…』

「何やってるのかしらねぇあの子はいったい…」

『(礼ちゃんオーラが怖い…)起こしてきたほうがいい?』

「あら?翼にしては優しいわね。
いつもなら私以上に怒ってるのに」

『いつもなら遅刻なんて!
だけどさすがに初日だし…』





すると



「「あーこいつ遅刻したのに列に紛れ込もうとしてるぞ〜〜」」


ここにいなかったはずの幼馴染みの大声を聞いてはっと前を見ると

後輩をおとりにちゃっかりと列に入っている一也の姿が…


『最悪』

「・・・・・(怒)ビンタね」

『(ビンタ?!)』


そして監督の逆鱗に触れた栄純くんと一也、増子先輩、倉持先輩は

朝練の間ひたすらに走り続けた



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