夢の世界の歩き方

□夢と対話しよう
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夢日記をつけるときに、挿絵を描くのもおすすめします。私は右の方にいて、だれが左の方にいた…という位置関係などは、文章にするとずいぶん長くなってしまいますが、ちょっと絵にしておくとひと目で分かります。
また、夢は映像ですから、言葉で雰囲気を伝えるには限界があります。絵にすると、夢の持つイメージがより正確に表現でき、あとから見返したときにも、そのときの自分の情感をよりはっきり思い出せるでしょう。とくに、色が印象的な夢や、ストーリーがなくてビジョンだけの夢などは、言葉で書くよりもずっとよくあらわせます。
一枚では表現しきれない場合は、二枚、三枚と分けて描いてもいいのです。人に見せることや、りっぱな作品を描くことが目的ではないのですから、「私は絵が下手だから」と躊躇することもありません。絵が下手な人の方が、簡略化されて象徴的な絵になり、かえって夢の持つ意味がはっきりする場合もあるのです。
もちろん、文章で書くときも同じことです。なにもすばらしい作文を書く必要はないのですから、見たまま、思い出すまま、書き付けておけばいいのです。
また、絵を描いている内に、細部に想像が加わって、自然と夢のジュウタンの模様が補われてくることもあります。
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