07/14の日記

16:02
孟子
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「人、みな人に忍びざるの心あり。」
孟子

性善説を唱えた人物として有名な孟子の言葉です。
孟子は、孔子の説く仁の内面性を重視して、人は誰でも他人が苦しんでいたり、哀しんでいるのを見過ごすことのできない同情心があると説き、それを「忍びざるの心(=惻隠の心)」と呼びました。これは、人間が生まれながら持っている「四端」の一つです。
「四端」には他に「不善を憎む心(=羞悪の心)」「へりくだる心(=辞譲の心)」「善悪を区別する心(=是非の心)」があり、これらを育てれば「仁」「義」「礼」「智」という4つの徳を身につけることができると孟子は主張しました。

また孟子は、仁義に基づく民衆本位の政治(=王道政治)を理想とする立場から、武力や策略による政治(=覇道政治)を否定しました。
更に、覇道政治は天命によって改められる(=易姓革命)と説きました。

孟子の主著としては『孟子』があります。

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