大事なもの

□番外編
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「悟浄の好きなもの・・・ねぇ・・・。」



顎に手を添え、何やら考え込んでいる様子の簓。
そう本日は悟浄氏の誕生日。
故に誕生日プレゼントを贈ろうと考えているのだが。



「思えば私、誰かにプレゼントなんてした事ないわ・・・。」



仕事では花とかが主だったし・・・と。
悟浄に花をプレゼントしたところでかえって邪魔になるのは目に見えている。



「・・・・・・。」



上を見たり、下を見たり、左を見たり、右を見たり。
う〜ん、と夜錘は一頻り考えて、最終的に至った。



「・・・・・・やっぱこれでしょう。」



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