Entfernug
□PHASE−3
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「おはようございます、アスラン。」
丁寧にそう挨拶して来たのはニコル。
「やあニコル、おはよう。」
ニコルは俺の一つ下の親友だ。
このSEED学園に学年はない。
其々の科の中で定められた過程を終えさえすれば卒業出来る。
一年で全過程を終了する者もいれば、三年以上かかる者もいる。
「新しい楽譜か?」
「はい。まだ途中なんですけど・・・。出来たら是非聞いて下さいね。」
「楽しみにしてるよ。」
「それじゃ、アスラン。また。」
丁寧にお辞儀をして歩いて行くニコル。
「よ、アスラン。」
声の方に振り返ると其処には同じ科のミゲルとラスティ。
「一緒に行こうよ。」
「ああ。」
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