なんでも屋

□第弐話
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「此処に三十万在る。これであの向かいに在る店を閉店させて貰いたい。手段は問わない。成功した暁には百二十万、君達に渡そう。一人頭五十万、悪い話ではないだろう?」



何て事はない昼下がり。
此処薬屋赤井の主、赤井夫妻がお茶を啜っている時だった。
カァカァと妙に近くで聞こえる烏の声。
はて、如何した事だろうと、声の聞こえる方、店の入口へと足を運んだ。



「これは・・・・・・。」



漂って来た異臭に思わず口に手を添える。
二人が見たのは入口に大量に撒かれたゴミと、それに群がる烏達だった。



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