地味と云う名の私の日常

□第十一話
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「そう云えば向日君、焼き・・・じゃなかった鳳君に私の事話したでしょ?」



俊と鎌倉の資料を漁ってたら、行き成り俊がそう云った。



「うぇ?何の事だ?」



俺は一応惚けてみる。



「惚けないでよね、鳳君が教えてくれたんだから。」
「チッ、鳳の野郎・・・。」



くそくそ後で覚えてろよ。



「鳳君だから良かったけど、もう誰にも云わないでよね。」
「・・・何でそんなに隠すんだよ。」



ぜってぇ今の方が良いのに・・・。



「それはまだ時期じゃないって云った。」
「悪ぃ・・・。」
「ま、良いわ。云っちゃったもんは仕方ないし。」



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