テニスとテニス

□第五話
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「!?」
「・・・フィ・・・15━0。」



ジローちゃんがベー様に殴られるのを見て、跡芥も良いなぁ〜何て考えてたら。
何時の間にか路瑠がジローちゃんと試合する事になってて。
何だか良く判んないけど、路瑠はサービスを取っちゃった。



「速いな・・・。」



亮ちゃんがボソッと呟いた。

ふふ〜ん、当然でしょ?
路瑠はとぉぉっても強いんだから。



「寝てたとは云え、あの芥川先輩が手を出せないなんて。」
「やるねー、安芸君。」
「でも、今のサーブでジローの奴確実に起きたぜ?」
「すっげぇ、すっげぇ!!」



がっくんの云う通り、今の今まで眠そうにしていた姿は何処へやら。
目を輝かせ新しい玩具でも見付けたような顔。

可愛い〜最高の受けだわ。

でもそれは路瑠同じ。
路瑠もとっても楽しそう。



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