テニスとテニス
□第六話
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「ね〜む〜い〜。」
「寝るなっつぅの、ただでさえ遅れてるのに。」
例によって例の如く、俺と菜央は集合時間に見事遅れてしまった。
「Zzzzzz・・・・・・。」
「だから寝るなって!」
校門の前へ辿り着くと、其処には既に全員揃っていた。
「おせぇ。」
朝っぱらからご立腹の跡部様。
腕を組んで、眉間には皺、青筋のおまけつき。
あはは、血圧上がるよぉ〜?
「わりぃ。」
俺が謝っている隣で、菜央の奴は寝ている。
「Zzzzz・・・・・・。」
「すげ、菜央の奴、立ちながら寝てるぜ。」
「ジロー顔負けやな。」
「朝弱いんだよ、此奴・・・。」
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