Entfernug

□PHASE−7
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学園に着くと早速教室に案内されました。
始終視線が痛くて、何あの子的な目ですよ。
・・・・・・怖いです、女の子。



「おはよう、アスラン、レモーリンちゃん。」
「おはよう。」
「おはようございます、ミゲルさん、ラスティさん。」



教室には昨日お会いしたミゲルさんとラスティさん。
やはり美形さんです。



「「う〜ん、今日も可愛いね!」」
「にょ!?」



息ぴったりで一体何をおっしゃいますやら!?
云われ慣れていないので、瞬時に赤くなってしまう自分が恥ずかしい。
と云うかお二人がお綺麗なので、可愛いと云われても実感出来ません。



「いやいや、初日から有名人だねレモーリンちゃん。」
「え?」
「ま、アスランが連れて来た、って時点で予想はしてたけどね。」
「・・・・・・やっぱりそうか?」
「そりゃそうでしょう。」



アスランが溜息をつく隣で私は首を傾げる。
意味が判らない。
SEED学園の方は頭が良いのか、私にはおっつきません。
これから勉強についていけるでしょうか?



「中途生は珍しくないけど、特待生だからね。」
「加えてこの容姿じゃ・・・。」



三人揃って何故か見られる。



「ま、俺らもフォローするし。」
「それに俺達を本気で敵に回すバカはいないと思うし。」



ミゲルさんとラスティさんに囲まれるようにして席につく私とアスラン。
・・・・・・やはし視線が痛いです。



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