頂き物

□だんだん夏祭り
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「可愛い」

彼のその一言のために―



『だんだん夏祭り』



「銀ちゃ-ん!」

困った顔で、神楽は銀時のもとに駆け寄った。


そしてすぐに銀時にやる気の無い返事が返って来る。

「あーーー?何やってんの」

「助けロ!」



ソファーでジャンプを読んでいた銀時が振り返ると、金魚柄の可愛らしい浴衣を羽織った神楽がいた。

「浴衣の着方がわからないネ」

浴衣に悪戦苦闘しながら、

「沖田と待ち合わせしてるのにコレじゃ間に合わないアル」

神楽がそこまで言った時、青ざめた顔で銀時が「ちょっと待て」と言った。

「お前らいつの間にそんな仲良くなってんだよ、青春か?コノヤロー」

「そんなんじゃないネ!」

冷や汗をかきながら言う銀時に反抗する神楽。

そしてそんな会話をしながら銀時は神楽に浴衣を着せている。


「だって聞いてヨ、あいつ…」


そう言って神楽はこの前あった事を話し始めた―



――--

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