頂き物
□机の落書き
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此処は銀魂高校三年Z組。
今の授業は国語。
授業中だというのに三年Z組のクラスメート達は騒がしい。
「なぁチャイナ。お前絵描くの好きかィ?」
と、隣の神楽に聞く沖田は国語の教科書の右上のはじっこに、シャーペンを押し付け、左手に生徒手帳を持っている。
「?好きアルけど・・・今は食べることに集中したいネだまるヨロシ」
「アンタまだ三時間目なのにその弁当箱で何個目ですかィ?」
「五月蝿いアル!てか授業に集中しろヨ」
「アンタだけには言われたくねェです」
しょうがなく、沖田はいったん授業を聞くことにした。
「糖は人と人と・・・」
前で授業らしきものをする銀八を頬杖をつきながらみている沖田に神楽がシヤーペンで沖田の二の腕をツンツンして小声で話す。
「サド・・・暇ネ。さっき言ってた内容詳しく話すアル」
「?なんのことですかィ?」
「絵がどうとか言ってたダロ?」
「ああ!チャイナ描いてくれるんですかィ?」
「暇潰しに描いてやるヨ!!」