日記小咄
□大きな口
1ページ/1ページ
よくしゃべる口
僕はじっと見つめてしまう
−よくしゃべるな
薄っぺらい笑顔を貼付けて
−いい人ぶってるな
でもそんな彼が結構みんな好き
ぱくぱくしゃべる口に騙されてる
−ほら、あの人も
ぱくぱく
ぱくぱく
みーんな彼に食べられちゃう
−あーあ、だから『アレ』は偽善的って僕は言ったのに
ぱくぱく
ぱくぱく
静かになった食堂で僕はパスタを茹でている
「今日のパスタはなんさ〜」
「海老と生クリームのパスタです」
「おっ!うっまそうさね〜♪」
彼はかちゃかちゃ食器を用意する
二人でする食事は…
まぁ結構楽しい…かな?
ねぇ、なんでみんな食べちゃったんですか?
ラビ
あぁ〜♪
みーんながアレンを狙って、邪魔だったからさ♪
ラビがおいしそうに僕が作ったパスタを食べた。
end
あっ!
チーズ忘れてましたよ!早く削ってください!
イエッサー!
SubTitle
狂気はすぐそこに、
そして日常的に