乙女ゲーム
□今日も平和です。
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「兄上!これは、どういう事ですか!?」
静を司る北斗宮の一室
それには似つかわしくない声が廊下までも響く
「…これ、とは…?」
この宮殿の主…北斗星君は呆れたような息を吐きながらその声の主…自身の弟、南斗星君に問う
「これ、とは…じゃないですよ!彼女は今日は僕の宮殿に来る筈じゃなかったですかね?」
「ああ、そうだったな。」
「では…なぜ…」
自身の手をふるふると奮わせながら兄のいる方角に人差し指を突き出す
「彼女は兄上の寝床で気持ち良さげに寝ているのですか!?」