悲し過ぎるよ こんなに側に居るのに
□囚われの黒き鬼 捕われの赤き獣
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「っ…脅しに掛かるとはな…、世も末だな。」
嘲笑うかの様に笑う。
「フン…大人しくついて来いよ…。」
「嫌だと…言ったら?」
出来る限りの抵抗。高杉は、それしかできなかった。
「捕まえる…又は、殺す。」
…今の土方は、本物の鬼の眼付きだった。
だが、高杉も…本物の獣の様な眼付きだった。
鬼VS獣…、今の二人はこんな感じだ。
「まぁ、今日はテメェを捕まえる気なんてねェよ…。」
刀を鞘にしまう。
「フン…じゃあ、何が目的だ?またあそこに閉じ込め「違「じゃあなんだ?」
「こうするさ…。」
すると、土方は高杉の首元に寄って…
ちゅ…
すると、高杉の首に、赤い痕が残った。
「て、テメェ…何しやがる!!」
「…まぁ、用があるっつったら、これだけだ…。」
「……る…。」
高杉が何か言った。
「あ?」
「…斬ってやる!!」
「ちょ…待てって!」
END…?
→何かオマケ的な物。