短編2
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□まわる、
まわる、まわる。
□そこに在るだけの、
世界に絶望する。
□瞳の見詰める、
君、と彼女は誘う。
□その人は、微笑んだ。
その人は、ふわりと微笑んで――
□君の、
本当は、知っていた。だから、私は――
□月
月を見上げながら。
□雨の日に
ある雨の日の日常。
□空から降るもの
おちてくる、と少女は指差す。
□くまのぬいぐるみ
少女から贈られた、それは――
□知らない君
懐かしいその顔、けれど。
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