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□過去現在未来君
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階段を駆け上がると、大きな扉があった。



鉄製の、とても重そうな扉だった。



その扉にノブはなくて、まるで誰も入らせはしないと言うような雰囲気を漂わせていた。



「―」



音がした。…声…だろうか。



何かを必死に訴えかけるような、声。



それは、泣き叫ぶ声にも似ていた。
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