百合小説(SS)

□足らず余らず鬼二人
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二人の女の子の鬼
ノゾミちゃんとミカゲちゃんが
私の血を吸っているのが分かる・・・

首筋に穴があき
そこから熱い血が抜かれていく・・・

私は意識が朦朧としてきていた

恐怖心さえも無くなりつつある

ノゾミちゃんとミカゲちゃんとは身体を寄せあってるせいか
先程までの
この二人に対する恐怖心は無くなっている

だが
身体から大切なものが抜かれていくのは分かる

抜かないで・・・

私の身体の中を巡り廻る大切な『血』を抜かないで・・・


私の手に
何か、柔らかく温かい感触がよぎる


「ーうッ・・・」

ノゾミちゃんに異変が起きたらしく、吸血が止まり、プハァッと私の首筋から口を離す

「ちょッ 桂! 何してんのよ!」

先に声を発したのはノゾミちゃんの方だった
ノゾミちゃんは少し顔が火照っている
(あ・・・ 可愛い・・・)
私は意識が朦朧としてるせいか
先程まで恐怖心を抱いていた相手に対し
性的な欲求を感じ始めていた


ノゾミちゃんは自分の下半身の股辺りを両手で隠すようにしながら
私から一歩二歩と距離をとった

ただでさえ裾が短いのに
だいぶ着物が乱れていて
両手で隠してるつもりらしいが
チラリと中が見えてる
(あっ・・・)

私は自分がしたことにやっと気付いた

多分先程の柔らかくて温かい感触は
ノゾミちゃんのソコ
つまりはお○んこにあたる部分らしい

「ごめんね・・・ノゾミちゃんのお○んこ触っちゃった・・・」

「おっ お○・・・ーって・・・」
ノゾミちゃんは顔を赤く染め
言いたいことが言葉にできないのか
パクパクと口を動かしてる


(ノゾミちゃん エッチな言葉に弱いんだ・・・)

そうと分かれば・・・

私の中の何かが目覚めたのか
私はノゾミちゃんに迫る
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