拍手御礼SSS

□シンカガ
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天気は快晴。この雲ひとつない空にはシャボン玉が良く映える━━


「シン!!これなーんだ!!」


「何って・・・何、これ。」


カガリが誇らしげに持っているそれは、小さな香水ほどの入れ物で、何か液体が入ってるようだ。


「プラントにはシャボン玉という画期的なものがなかったのか?」


「シャボン、玉?」


その名を聞いても未だにシンは首をかしげたまま。
そんなシンのためにカガリはジャーンという効果音とともに、ストローらしいき物を取り出した。


「いいか?これをこの液につけてっと・・・」


口で説明するほどのことじゃないのに、それをしているカガリはすごく愛らしく思えた。
そんなことを思われてることも知らず、カガリはそのストローを口に含み、息を吹き込んだ。

すると、その液がつけられたところから透明の球体が膨らんでいった。


「おー・・・頑張れ、カガリ!」


応援されたことにより、息が続く限り膨らますカガリ。けれども限界はすぐに来て、少し大きめの球体は、ストローから離れた。


「ふー・・・自信のでき前だな!!どうだ?綺麗だろ?」


「ああ・・・まあ、確かに綺麗だけど・・・これがシャボン玉?」


シンがそのシャボン玉に触れると、パチンと簡単に割れてしまった。
なんとなく儚いものだと思った。


「あー・・・、なんで割っちゃうんだよー・・・」


本当に残念そうなカガリの声が耳を突き抜ける。よほど、うまくできた‘作品’だったのだろう。


「ごめんごめん。ねぇ、もう一回つくってよ。今度は割れてもいいくらいいっぱいの数を、さ。」


「じゃあ、シンも一緒にやらないか?」


「それは遠慮しとく。ここで見てるから。」


少し不満そうな声が返ってきたが、それでもカガリはもくもくをシャボン玉を作っていく作業に入った。

周りには小さなシャボン玉、二つくっ付いたシャボン玉、多くのシャボン玉が飛び交っていた。
それは、本当に綺麗な光景だったかもしれない。


でも、シンの目に映っていたのは一生懸命シャボン玉作りに熱中している目の前の彼女だった━━



end


>----------キリトリ--------------


結局はシンはカガリしか見てないってこと(ザ☆妄想)
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