拍手御礼SSS

□キラカガ
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『立ち止まったときはいつでも言って。僕が引っ張ってあげるから。』


少し前まで泣き虫でウジウジしてて、女々しかったキラがそう、私に言った。
改めてみてみれば、キラはそこらへんの男なんかよりずっと男っぽくて・・・返事をしてしまった。
『うん。』と。




「ふぅ・・・」


悩んで悩んで・・・仕方のないとき。私の足はつい、キラの元へ向いてしまう。それが甘えだとわかっていても。


「カガリ。今日はどうしたの?」


「また・・・代表なのに、思ったとおりにできなかった・・・」


どうしてこうもだめなのだろう・・・。
キラは何も言わず抱きしめてくれた。いつも、キラはこうしてくれる。
それがどんだけ支えになってるか。キラは知らないだろうけど。


「いつも、言ってるじゃない。君は一人の女の子だってこと忘れないでって。無理しないでって・・・」


「でも、無力すぎる・・・」


さっき枯れるほど出したはずの涙がまたあふれ出てくる。
そしてまた思い知らされる。
━━無力だと。


「それくらいがちょうどいいんだよ?女の子は守ってもらうくらいがちょうどいいんだから。」


「代表がそんなんじゃ・・・国がつぶれるぞ?」


「あはは・・・そうなんだよね。でも、何でカガリは代表になったの?」


「それは・・・」


「思うところたくさんあるじゃない?だからさ・・・その気持ちを忘れないようにすればいいんじゃない?」


キラの言葉は心強くて、縋るにはちょうど良くて・・・。
さっきより強く抱きしめた。キラと、私の存在を確かめるように。


「・・・ありがとう。」


「御礼は?」


「・・・あとでプリン1週間分送るよ。」


「何言ってるの?」


さっきのキラと打って変わって、不敵な笑みを浮かべる顔を見た瞬間、キラに唇を奪われていた。


「ん・・・な、んで・・」


「僕はプリンよりカガリがほしいこと知ってた?」


そう漏らすキラはいつもの優しいキラで。ふわっと髪をなでられた。

多分・・・キラに頼れば頼るほど私にとって必要不可欠になる。
そうと知っていて、こうやって頼るのは・・・もう不可欠だから。

━━キラ・・・私はキラなしじゃ生きていけないこと知ってた?



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キラカガです。
キラとカガリの関係って多分恋人の域を超える絆だと思うデスよ。でも家族じゃなくてそれは恋人って意識のほうが似てて・・・

○○なしじゃ〜とか病に近いですがそれくらい絆が強いってことで。
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